光測定器ってなんだろう。
2012年4月26日『光』の測定と言われると明るさや色、コントラストを測るものだと思うのが一般的な考えですよねー。
思い浮かべるのは撮影現場。カメラマンが写真を撮る時にモデルの前でしきりに何かを測ってらっしゃって…撮影がぜんぜん進まない、みたいな(笑)
でも測定器の業界(笑)では『光測定器』とは光ファイバーなどでの通信技術の分野での光を測定するカテゴリーとなります。
例えば、一昔前まではテレビで海外と中継を結んだ時にやりとりに時差がありましたが、光通信が普及してからは時差がなくなりつつありますよね!(最近また時差を感じるようになってきた気がしますが(^-^;))
PCでもSkypeやメッセンジャーでのビデオ電話などでもスムーズな動画でリアルタイムなやりとりが可能になったり。
そういった通信を支えているのが光を使った通信技術。
超、超、簡単に言うと、光を点けたり消したりの、モールス信号的なやりとりをぎゅぎゅぎゅーっっと詰め込んだ先の動画でのやりとりだったりするわけで、それが実現していると考えるとそれまでの道のりは気が遠くなるお話なんですが。
現実できているのだからスゴイこと。それだけにその濃すぎる情報量の中でのエラーなんてもってのほか。
開発はもちろん、インフラの時点でも測定器は必須なわけです。
例えば、このカテゴリーではこういった測定器があります。
日本ではかなり普及してきたFTTH(Fiber To The Home)、光ファイバーの施工・保守時に、
光がちゃんと届いているか(パワーを測定)、
そのファイバーケーブルに不備、損傷などがないか(ロスのテスト)、
もしどこかでケーブルが切断した時に、ファイバーケーブルがどのぐらいの長さで切れたのか(パルス試験機)、
そしてテストの為の光源(ジェネレーター)と、
このあたりはだいたいインフラ用の測定器ですね。
オプションでこれらの機器をいろいろ選んで使える『光マルチメーター』って言うのもありますね。詰め込みw
さらにそういったフィールドで不備があった場合、または敷設する場合にファイバーケーブルの切断、融着用の専用キットなんていうのもあるんですね~。
確かに、光を飛ばすファイバーケーブルを、電気を通す銅線みたいにニッパでバチッと切ったところで切断面も含めどうやって繋げて光のロスを減らすか!…なんて考えたこともありませんでしたΣ( ̄口 ̄*)はうっ!
簡単にインターネットとか使って、表示が遅かったらブーブー文句を言ってますが、こういった測定器を使ってしっかりとした整備がされているからほぼ問題なく世界と繋がれているんだ、と。改めて感心したのでした~。
ちなみに。
明るさ(照度計)、コントラスト(輝度計)、色合い(色彩計)は環境計測器のカテゴリーに入るんだそうです。
最初に書いたカメラマンがしきりに測っているのは露出計(照度計の別名・光度計とも言います)で、光の強さを測定してレンズにあったシャッタースピードに設定をするためのものです~。
今回の写真や情報は、ほぼ『株式会社オルティカ』さんからお借りしています~(^-^)v
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